試験実施の内容

試験時間及び試験科目

試験時間 甲種、乙種、丙種とも10時~14時
試験科目の範囲 ガス事業関係法令(保安に関するものに限る。)
ガスに関する物理及び化学理論
ガス工作物の工事、維持及び運用に関する技術
ガス工作物の構造及び機能
ガスの成分分析及び熱量等の測定
ガス器具の構造及び機能

科目別出題範囲

問題方式 科目 出題範囲

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法令
  • 甲、乙、丙種とも、ガス事業法及び特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律(特監法)に関わる各種の法令についての知識
    (法令は保安に関するものに限る。)
基礎
  • 甲、乙種については、基礎事項、気体の基本的な諸性質、気体の熱力学、化学反応と化学平衡、燃焼および燃焼計算、流体力学、伝熱、材料などに関する知識
  • 丙種については、物質の構成、物性の基礎知識、ガスの性状などに関する知識



製造
  • 甲、乙種については、ガス事業に使われる都市ガス製造の変遷、都市ガスの原料、ガスの製造設備、ガスの熱量調整と燃焼性管理、ガスの熱量・比重の測定及び特殊成分の分析、ガスの付臭、保安・防災、設備建設、設備の操業、設備保全、環境対策などに関する知識
     ただし、甲種は高・中・低圧のすべてを、乙種は中圧と低圧を対象とする。
  • 丙種については、ガス小売事業に使われるガス原料とガス発生方式、ガス発生設備の製造能力算定、特定製造所の設置場所、特定ガス発生設備の設置計画、自然気化による特定ガス発生設備、強制気化による特定ガス発生設備、調整装置、特定ガス工作物の操作・運転管理、災害その他非常の場合の措置、特定ガス工作物等の維持管理、圧縮天然ガスによる特定ガス発生設備などに関する知識
供給
  • 甲、乙種については、供給計画と供給管理、整圧器とその管理、ガスメーターとその管理、導管の設計、防食設計と防食管理、導管の工事、溶接と非破壊試験、維持管理、地震対策などに関する知識
    ただし、甲種は高・中・低圧のすべてを、乙種は中圧と低圧を対象とする。
  • 丙種については、ガス小売事業に係るガスの供給方式、供給の計画、整圧器、ガスメーター、ガス栓、導管の設計・施工、腐食防止対策、導管等の維持管理、地震対策などに関する知識
消費
  • 甲、乙、丙種とも、ガスの燃焼についての基礎、ガス燃焼機器の種類と構造機能、安全装置と安全管理などに関する知識
論述問題 法令
  • 甲、乙、丙種とも、ガス事業の実施に必要な法令上の基本的知識
ガス技術
  • 甲、乙、丙種とも、製造、供給、消費それぞれに必要な基本的知識
法第2条に定める特定ガス発生設備においてガスを発生させ、一般の需要に応じて導管により、これを供給するものであって、一の団地内におけるガスの供給地点の数が70以上の小売供給を行うガス小売事業(旧簡易ガス事業)をさす。

試験要領

試験の方法及び合格基準は、甲、乙、丙種とも筆記試験により次の要項で行います。

種別項目  甲種・乙種・丙種 配点
科目及び出題数 マークシート問題 法令 16問出題16問解答 80点満点(1問5点)
基礎 15問出題中10問選択し解答 50点満点(1問5点)
ガス技術 27問出題中20問選択し解答 100点満点(1問5点)
論述問題 法令 1問出題1問解答 35点満点
ガス技術 3問出題中1問選択し解答 35点満点
出題形式 マークシート問題 五肢択一方式
論述問題 記述式
試験時間 マークシート問題 2時間(10:00~12:00) 
論述問題 1時間(13:00~14:00) 
合格基準 次の各項のすべてを満たす者を合格者とする。
1.マークシート問題及び論述問題の合計得点(300点満点)が180点以上であること。
2.マークシート問題の法令科目の得点が25点以上であること。
3.マークシート問題の基礎科目の得点が15点以上であること。
4.マークシート問題のガス技術科目の得点が30点以上であること。
5.論述問題(70点満点)の得点が20点以上であること。
6.論述問題の法令科目(35点満点)及びガス技術科目(35点満点)において0点がないこと。

試験中は、電卓及び電子機器の使用は認めません。

【マークシート問題について】

① ガス技術科目は、製造、供給、消費の分野で構成され、出題数の内訳は、製造分野9問、供給分野9問、消費分野9問の、合計27問です。

② 甲、乙、丙種ともに、基礎又はガス技術の科目で選択数を所定数より多く解答した場合は、解答した問題番号の若い順から基礎科目は10問、ガス技術科目は20問を採点に採用し、それ以降のマークは採点を致しません。

③ 1つの問に解答を2つ以上マークした場合は、その問の採点結果は0点となります。

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