NSF

  • 概要
  • 認証取得の流れ
  • 規格リスト

概要

NSFインターナショナルについて

NSFインターナショナルは、公衆安全衛生の分野で国際的に認められた第三者認証機関で非営利団体です。

NSFは過去50年以上にわたって、各業界、政府関係者及び関係団体などと協力して、公衆安全衛生に係わる規格を制定し、これらの規格をもとに製品認証業務を行っているほか、マネジメントシステム審査・登録、教育・訓練、検査や研究などを行っています。

また、食品衛生及び飲料水等の安全性に精通していることから、NSFインターナショナルは、世界保健機関(WHO)の食品衛生協力センターとして活動をしています。
NSFインターナショナルホームページ(英語)

NSF東京連絡事務所について

NSFインターナショナルは、1998年10月に、NSFインターナショナル東京連絡事務所をJIA内に開設しました。

潤滑油などの登録プログラムについて

米国農務省(USDA)食品安全検査サービス(FSIS:Food Safety Inspection Service)は、食品加工現場 (食肉/鶏肉) の公衆衛生向上を図る戦略を大幅に見直し、新たにHACCP(Hazard Analyses and Critical Control Points) に基づく食品加工業者への監査システムを導入しました。これに伴い1997年、Nonfood Compounds*の認証プログラムが廃止されました。

新システムの下では、 Nonfood Compounds*の製造者側にあった食品加工現場における公衆衛生に関する安全責任が、食品加工者側に移行しました。現行のHACCPプログラムは、FSISや地方の州政府によって監査される食品加工者自らが、安全性について毒性が確認された製品 (例えば 潤滑油、 洗剤等) を選択することが求められます。

このため独立した第三者機関による製品登録の必要性が高まり、USDAの指導の下、 NSF International ( NSF ) が1999年に登録業務を開始しています。

この登録プログラムについては、NSF本部に直接申請してください(NSF International 東京連絡事務所では、この登録業務を実施しておりません)。ご不明の点はNSFインターナショナルのホームページを確認してください。

*Nonfood Compounds:食品加工現場で使用される食品機械用潤滑油、洗浄剤、石鹸、 抗菌殺菌剤等、食品添加物ではない様々な化学製品の総称です。

NSF認証について

NSFは、業界、政府関係者、関係団体などと協力して開発した規格にもとづき、製品認証を行っています。

NSF認証の優位性

1・市場進出


NSF認証を受けていることにより、新規市場への進出は容易になります。 NSFマークは、世界各国で新規市場開拓の力強い味方です。また、販売も容易になります。

2・信頼性


NSF認証品は、消費者に公衆衛生と安全性に配慮していると自信を持って宣言できます。

3・世界標準


NSF認証は、アメリカ規格協会(ANSI)、カナダ規格審議会(SCC)などに認定されている世界標準の認証システムです。

4・評価


食品衛生及び食品機器の安全性に熟知していることから、NSFインターナショナルは世界保健機関(WHO)の食品衛生協力センターとして技術サポートをしています。

5・購買者への情報提供


NSF認証品リストは、NSFホームページで提供されておりますので、誰でもアクセスできます。

お問い合わせ先

申請、お見積り等をご希望の場合は、NSF東京連絡事務所までお問い合わせください。

NSF東京連絡事務所

  • 住所:東京都港区赤坂1-4-10
    一般財団法人 日本ガス機器検査協会(JIA)内
  • TEL:03-5570-5988
  • FAX:03-5570-5992
  • 担当:認証技術部 国際グループ

NSF Internationalの認証取得の流れ

1.ご案内・お見積もり
図面、写真、カタログなど、製品の情報をお送りください。
2.申請
申請者、工場の連絡先等を記載した申請書を提出していただきます。
3.ポリシー・規格等送付
提出していただく書類(様式)、サンプル数をご連絡します。
4.書類・サンプル提出
材料の組成情報、評価・試験のためのサンプルを提出していただきます。
5.構造評価・材料評価(毒性)・性能試験・材料試験
機器の設計について、簡単に掃除できること、食品が安全に保管できることを確認します。適切な材料の選択及び使用を決定します。必要があれば、期待される性能があること、要求事項に適合していることを試験します。
6.初回工場調査実施(Initial Audit)
工場において、評価したサンプルと同じものが製造されていることを確認します。工場の担当者に、毎年の定期工場調査に必要となる記録保持等の要求事項(ポリシー)について説明します。
7.ドキュメンテーションレポート作成
認証された製品の情報、規格の要求事項への適合内容について文書化します。
8.NSFホームページに掲載 NSFマーク使用許可
NSFホームページに製品情報を掲載します。
またNSFマークの使用が許可されます。
9.認証維持のため、原則年1回定期工場調査を実施(製品評価を含む)
ドキュメンテーションレポートに基づき、使用材料や構造の確認を行います。

お問い合わせ先

申請、お見積り等をご希望の場合は、NSF東京連絡事務所までお問い合わせください。

NSF東京連絡事務所

  • 住所:東京都港区赤坂1-4-10
    一般財団法人 日本ガス機器検査協会(JIA)内
  • TEL:03-5570-5988
  • FAX:03-5570-5992
  • 担当:認証技術部 国際グループ

NSF規格リスト/日本語版

NSF東京連絡事務所では、下記のNSF/ANSI規格の日本語版を販売しております。

なお、英語版のNSF/ANSI規格、追補版、NSF規格のドラフト等につきましては、NSFホームページのNSF Bookstoreをご参照ください。

食品設備 Food Equipment

規格番号 タイトルおよび適用範囲
NSF/ANSI
2-2010
食品機器(税込み20,900円)
Food Equipment
食品取扱・加工機器の材料、設計、組立、構造、性能に関わる食品保全と衛生上の要求事項を制定する規格。
この改訂版では、要求事項の明確化、および、他のNSF食品機器規格や参照規格で使用される表現との整合化が行われた。
6.2項の「温度計」の更新、付録Aの大腸菌群の懸濁液調製、管理、および分析に使用する方法の更新を含む。

適用範囲
ベーカリー、カフェテリア、キッチン、パントリー・ユニットや、テーブルとその部品、カウンター、フード、棚、シンクなどのその他の食品取扱・加工設備 等
NSF/ANSI
4-2009
業務用の料理用機器、再加熱用機器、動力式食品温蔵庫および輸送用機器(税込み20,900円)
Commercial Cooking, Rethermalization, and Powered Hot Food Holding and Transport Equipment

適用範囲
レンジ、オーブン、油脂フライヤー、油脂フィルター、グリドル、ティルティング・グリドル・スキレット、直火グリル、スチームおよび圧力式クッカー、ケトル、ロティサリー、トースター、コーヒーメーカーや、その他のホット飲料調製機、湯沸機器(ホット飲料専用)、発酵ボックスとキャビネット、食品温蔵庫、再加熱用機器、および温熱食品輸送用キャビネット 等
NSF/ANSI
8-2010
業務用の動力式食品準備機器(税込み20,900円)
Commercial Powered Food Preparation Equipment

適用範囲
コーヒーグラインダ、グラインダ、ミキサー、パスタメーカー、ピーラー、スライサー、テンダライザー 等
NSF/ANSI
51-2012
食品機器用材料(税込み20,900円)
Food Equipment Materials

適用範囲
食品機器(直火グリル、飲料ディスペンサー、まな板、ストックポットなど)の製造に使用する材料と仕上げ。配管、シーラント、ガスケット、バルブ、およびその他の各種食品機器用途向けの品目にも適用。
NSF/ANSI
170-2009
食品機器専門用語解説(税込み20,900円)
Glossary of food equipment terminology
全NSF食品機器規格に使用される用語の用語解説の規格。
この改訂版は、参考文献の更新、「機械的殺菌」という用語の定義、「フロストトップ冷蔵ユニット」という用語の定義を含む。

適用範囲
食品機器、材料、設計、構造、および、性能試験について説明する用語の定義。NSF食品機器および衛生規格の中で使用される用語に共通する定義。

浄水器 Drinking Water Treatment Units

コード番号 タイトル
NSF/ANSI 42-2009 飲料水処理装置 味・臭・色への影響(税込み33,000円)
Drinking Water Treatment Units - Aesthetic Effects
NSF/ANSI 53-2009 飲料水処理装置-健康への影響(税込み33,000円)
Drinking Water Treatment Units - Health Effects

規格の購入について

規格購入をご希望のお客さまはこちらからお申し込みください。 購入のお申し込み
お申し込み後、送信が完了した旨のメールがお客さまに自動送信されます。準備が整い次第、納品書及び請求書を同封して郵送いたします。

お問い合わせ先

申請、お見積り等をご希望の場合は、NSF東京連絡事務所までお問い合わせください。

NSF東京連絡事務所

  • 住所:東京都港区赤坂1-4-10
    一般財団法人 日本ガス機器検査協会(JIA)内
  • TEL:03-5570-5988
  • FAX:03-5570-5992
  • 担当:認証技術部 国際グループ
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