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FSSC22000

概要

細菌やウィルスによる食中毒をはじめ、昨今では食品への異物混入、表示偽装等、ますます食の安全が脅かされています。 世界的規模の製販企業が創設したGFSI(The Global Food Safety Initiative)では、こうした脅威から食の安全を守るため、フードディフェンス(食品防御)強化を盛り込んだ食品安全マネジメントシステムのスキーム基準を設けています。このスキーム基準を満たした規格のひとつとしてFSSC 22000(食品安全システム認証)が注目を浴びています。

FSSC22000は、国際規格であるISO 22000(食品安全マネジメントシステム)に、フードディフェンス等を盛り込んだ一般衛生管理の具体的な手法が追加されていることから、 食品製造事業者や食品包装材製造事業者にとって、取り組みやすい規格になっているところに特徴があります。 具体的な手法として、破壊行為またはテロリズムの潜在的な脅威に対する予防手段の確立などが定められ、例えば、施設へのアクセス管理、ポケットのない作業服の着用、ガソリンを使用したフォークリフトの食品製造エリアでの使用禁止など、約200項目にも及びます。

そのため、食品製造事業者、食品包装材製造事業者を中心にFSSC 22000の認証に取り組む例や、流通・小売業者等が納入する業者に対し、取引要件として認証取得を求める例が多くなっています。

対象組織

業種・業態を問わずあらゆる組織で利用できます。

カテゴリ サブカテゴリ FSSC 22000
Ver.5.1
JAB
A 畜産・水産(動物生産) AI 肉/乳/卵/蜂蜜のための畜産  
AII 魚及び海産物の生産
C 食品製造 CI 腐敗しやすい動物性製品の加工
CII 腐敗しやすい植物性製品の加工
CIII 腐敗しやすい動物性及び植物性製品の加工(混合製品)
CIV 常温保存製品の加工
D 動物の飼料製造 DI 飼料の製造  
DII ペットフードの製造
E ケータリング  
F 流通 FI 小売り/卸売り  
G 輸送及び保管サービスの提供 GI 腐敗しやすい食品及び飼料の輸送及び保管サービスの提供  
GII 常温保存食品及び飼料の輸送及び保管サービスの提供
I 食品包装、及び包装資材の製造
K (生化学)化学製品の製造

JIA-QAセンターの認定範囲については、拡大可能ですのでご相談ください。

メリット

顧客による二社監査の円滑化

GFSI認証スキームの適用により、新規市場への参入機会の拡大

消費者や取引先に安全・安心な製品・サービスの提供をアピール

工程トラブルや製品回収リスクの提言

フードディフェンス(食品防御)への対応強化

製造工程の可視化などで作業効率、業務改善の促進

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